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地蔵様
これは地蔵様のご依頼があり、試作したものです。
今回の地蔵様もそうですが、この頃、干支であったり、趣味のものなど少し形の違う作品のご依頼があります。
こういうのは楽しいのですが思い入れが深いのでなかなか大変です。
ですが、私を名指しで新しい作品をご依頼されるというのは職人冥利につきます。
昔ながらの作品(今も残っているデザインは素敵な作品が多いですが)だけを彫っているのは私の性には合いません。
どんな小さな作品でも作成可能なら試作をいたしますのでご依頼を・・・
あと、今年も20日程になりました。もう少し、干支(寅)作りをしなければなりません。
一位仏
地蔵様、一位仏
副題:一位仏三体(座)
材:一位
白太の入った地蔵様を彫ってみました。
それにしても小さすぎて表情が見えません。
私のデジカメでは限界みたいです。
これらも10月19日から東京の青山スクエアで開かれる特別展「一位一刀彫」に出展しますので実物を見てください。
今、組合の出品リスト作成で慣れないパソコンと格闘しています。メチャクチャ疲れます。
やはり私は木と向き合っている方があっているみたいです。
組合への最後のご奉公としてデジタル光線と相対しています。大袈裟か・・・
なにか・・あっという間に秋が近づてきている感じがします。
時間の流れの速さを感じると共に淋しさも感じてきています。
こんな時、皆さんはどうしているのでしょう・・?熱燗でも飲むか・・
と、言っていますが、これから町内の秋葉様の祭礼です。
お隣の秋葉様ですので、終身担当の身です。準備を始めます。雨よ、降らないで・・・
一位童
副題:一位童(雲)横
大きさ(横):14㎝
材:一位
これも前回同様、秋の彼岸の流れの一位童の一つです。
一昨日の火曜日の午前中は胃カメラ検査をして、午後は当家のお寺の素玄寺の「秋彼岸会法要」のお手伝いに行ってきました。
齢や秋を感じるとともに寂しさも感じます。
この時期の彫刻、一位童のちょっと変わったデザインです。少し変わりすぎかな?
十月に入ると来年の干支「戌」のデザインを考えなくてはなりません。
本当に一年が経つのは早いですね。
それにしても「戌」は厄介です。昔は柴犬だけで済んでいたにですが今は種類が多すぎます。
それぞれの好みもありますし、さてどうしたものか?思案に暮れています。