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寿老人
寿老人
昨年末に大先輩から一位材の古材をいただきました。
相当に時間が経っているのでパサパサで色も白いです。
これだけ古いと彫りづらく刃物の跡がきれいになりません。ただ単に技術が未熟だけなのかも知れません。
一位材としては大きな材ですので、なんとか形にしたく寿老人を選びました。
白ロウを塗ると少しは赤みが増すと思いますが、何かしら雰囲気が変わるような気がします。
しばらくは塗らずに置いてみます。
この時期はいつも気持ちが沈みがちになります。そうすると作品も静かな感じになります。
そういうこともあって、この題材を選んだのかも知れません。
その場の気持ちに従ってみるのも経験からくるものかも知れません。そんな齢になったのですかね?
寿老人、桜
副題:寿老人
材:一位
少し前にT様の寿老人を掲載しましたが、そのデザインをいろいろ考えていたのですが、二つに絞りました。
もう一つがこのデザインです。
こちらは杖も一木造りです。そのため、少しゴツクなりました。
それはそれで嫌いではありません。
いろんな捉え方があっても良いのでは・・と思っています。
先日の日曜日に町内の仲間と知多にBBQに行ってきました。ひるがの高原までは雪が舞い、道路にも積もっていましたがそれを越えると春の陽気でした。高山は山国、雪国と改めて実感しました。
それでも、お隣の国分寺山門前の桜が満開になりました。
上の画像は一昨日の桜です。右はこの前載せた看板越しの桜です。
3日前は雪が花びらにのっていたのですが・・
高山祭までなんとかもってほしいものです。
寿老人、桜
副題:寿老人(特注)
材:一位
これも岐阜県のT様のご依頼で彫った寿老人です。
大黒柱に彫った彫刻の他に一位材で彫った何かを頼まれました。
とても高齢とは思えない、しっかりとされた方で頭脳明晰な方だと電話だけですが感じました。
私の頭には寿老人のイメージが浮かびました。
右手の杖には巻物を付け、左手には宝珠を持ち、しっかりとした表情で前を向き立っている姿を表しました。
気に入っていただけたら嬉しいのですが・・・
T様、ありがとうございました。勉強になりました。
高山の桜の開花宣言が4/2にありました。
こんなに早いのは初めてです。去年より16日も早いです。
今年、初めて知ったのですが高山の標準木は中橋の桜だそうです。
一昨日、見に行ってきたのですが(左の画像です)まだ4,5輪しか咲いていませんでした。
ですが、(右の画像)は今朝の国分寺山門前の桜です。結構咲いています。
高山祭にはどうなっているか?楽しみです。