印材、ほおずき、ざくろ、干物
2019年 10月 17日 木曜日
これも前回同様、神奈川県のY様の小物シリーズの一つ「柘榴」です。
Y様はもっと単純化したのがお好きなのはわかっているのですが、それが難しいのです。
単純化したデザインを彫れれば一流・・・だと思っています。
私は単純なのですが、どうもうまくいきません。
いつまでこの葛藤が続くのやら・・・
一昨日、光ミュージアムの「挟土秀平展」を見てきました。
とても素敵な作品群でした。
土の質感の違いはともかく、色彩の変化があるのがうらやましい限りです。
ホントにいろんな世界があるのですね・・・
色付けしない木で、ある意味、単純な世界でどこまで表現できるか・・・永遠のテーマです。
これも、前回と同様、神奈川県Y様用の作品です。
柘榴ができないかというご注文に試行錯誤の上作ったものです。
柘榴一ヶだけをもう少し集中して作れば良かったかも知れません。
ただ手間だけは前回作品と同じく相当かかってしまいました。
デザインの重要性はわかってはいても、そう簡単にクリアできるものではありません。
と、いって逃げるわけにはいきません。センス磨き・・・どうすればいいのか?
良いものをたくさん見ること。・・・これに尽きると思うのですが、インターネットで見ることはできるのですが、やっぱり実物を見てみたい・・・それには少し遠い、高山は大好きなのですがこの点が残念・・・ぜいたく言うな!って怒られそうです。すみません。またまた、反省。