一位仏
作成日時:2011年8月11日
お盆が近づいたのと白太のきれいな材が手に入りましたので、お地蔵さんを彫ってみました。本格的な仏像ではなしに、こんな形があっても良いのでは?
ただ、簡単な形ほど自分の思いがでて難しいものだと改めて思いました。
前回も書きましたが、商店街の夏祭りやふれあい市など行事が目白押しで暑さも加わりバテ気味です。一昨日も学校の自由研究でインタビューに答えて下さいと親子で来られましたが、仕事とふれあい市の片付けで答えられませんでした。きっと、愛想のない人間だと思われたでしょう。お許し下さい。
自分の心に余裕が無く、イライラしているのがハッキリわかります。本当に情けない・・・だけど、暑いです。
童(特注)
作成日時:2011年7月28日
この作品は、ここに載せるのを迷ったのですが、私にとって思い出深い、心に残る仕事になりましたので見ていただくことにしました。
これは、大阪のY様のご依頼による童です。ものすごく紳士で素敵な人物のY様が当店に来られたのは4月の終わり頃でした。そのご依頼というのは、当店にある童の彫刻を20年以上前の娘さんの面影を入れた童にして彫って欲しいとの事でした。
昔の古い写真3枚からその思いを満足させるような作品を作るのは、私には無理だと何度もお断りしたのですが、Y様の真正面からの眼差しと思いを聞くにつれ、引き受けてしまいました。
思った通り私には荷が重い仕事になりました。粘土で顔を作ってみたりしたのですが、どうしても形がとれず行き詰ってしまいました。何故、私に依頼されたのか?それは、高山への楽しかった家族旅行の思い出をも含めた思いではないのか・・・そう考えると似ている、似ていないは二の次ではないのか・・どっちにしても正面写真3枚からでは、私には無理と自覚しました。それで遠くを見つめて、ほっとしているような雰囲気だけはでるように作ってみました。満足する作品ではないのに、Y様は思いをわかってくれてありがとう・・と言われて余分にお払いされ、この作品を受け取るためだけに大阪から来られ、すぐお帰りになりました。今でも、この時を思い出すと涙が出てきます。今、酒が飲める自分,酒によって切り替えることができることを本当にありがたいと思います。切り替えて前に進みます。
寿老人
作成日時:2011年6月1日
これはいつも少し下向きの彫刻を作っているので、こんな時期だからこそ上向きの彫刻を作りたくて彫ってみました。
大きな一位の材がなく今ある木の中で目一杯の大きさの彫刻を作りましたが、裏には大きな節も出ています。節、割れよりも大きさ、デザインを優先しました。何を優先するのは、いろいろあって良いのでは・・・
この寿老人は、今日から2ヶ月間市役所ロビーに展示してあります。興味のある方はぜひ見て下さい。
ただ、材料には本当に苦労しています。組合で材料を仕入れたくても、小さな材料はなんとかなるのですが彫刻に適した大きな材料は高すぎて手が出ません。我々の業界の将来にも大きな影を落としています。
今日の投稿は一日早くアップしました。6/2が私の誕生日だからということではなく組合の仕事として(専務理事をしています。)北海道に材料調査のため一泊二日の強行日程による出張のためです。なんとかしなくては、その思いで行ってきます。


