寿老人

(投稿日:)
昨年末に大先輩から一位材の古材をいただきました。
相当に時間が経っているのでパサパサで色も白いです。
これだけ古いと彫りづらく刃物の跡がきれいになりません。ただ単に技術が未熟だけなのかも知れません。
一位材としては大きな材ですので、なんとか形にしたく寿老人を選びました。
白ロウを塗ると少しは赤みが増すと思いますが、何かしら雰囲気が変わるような気がします。
しばらくは塗らずに置いてみます。
この時期はいつも気持ちが沈みがちになります。そうすると作品も静かな感じになります。
そういうこともあって、この題材を選んだのかも知れません。
その場の気持ちに従ってみるのも経験からくるものかも知れません。そんな齢になったのですかね?