大黒天
作成日時:2023年3月9日
久しぶりに一位の木では大き目の大黒様を彫ってみました。
いつも大黒様を彫るとずんぐりむっくりのデザインになります。
昔から大黒様はこのような感じというようにインプットされているのかも知れません。
大黒柱があるように大黒様は家の中でどっしりとして家を守り、繫栄させる意味があり、このようなデザインが適しているのではないかと思っています。
ただ、大黒様は見た目以上の大きな材が必要なので一位の木では大きな作品が難しくなってきました。
一刀彫組合でも材料確保が大きな問題になっています。
大黒天、ねずみ
作成日時:2019年7月25日
これは以前に載せたことのある福ねずみ付きの大黒天の大きなのができないかという静岡県のS様のご依頼により彫った30㎝~の作品です。
新しい大きな一位材がないため、大きな一位の古材を用いました。
水分が少なく彫りずらく、色も少し赤みが多いですが本来の一位の木の感じが出て嫌いではありません。
このような古材もあと少ししかありません。
道具といい、材料といい、基本的なところが難しくなってきています。当然、技術的にも同じですけど・・・
いつまでたっても先は長い・・・時間がどんどん減っていく感じです。
いよいよ高山も暑くなってきました。
夏だあ(苦手ですが)!!ポジティブに前に進むぞ!!
大黒様
作成日時:2019年2月28日
副題:大黒様(ねずみ付き)
材:一位
まず、上記の画像は違うものに見えますが同じものです。
左は全体像で右は俵に乗っているねずみを写しました。へたくそですみません。
昨年末に大黒天を探している方がおみえになり、大きな大黒様が少なく、オーソドックスな大黒様に福を運ぶというねずみ(来年の干支にもなりますし)を付けて彫ってみました。
大黒様は思った以上に大きな材が必要になり、一位材ではあまり大きな大黒様が彫れません。
今後は大きな大黒様は違う材で彫らなくてはならないかも知れません。
福を授ける題材は彫る人間がまず、福を持っていなくてはいけませんよね・・・
彫る前にそこが一番大事なのかも知れません。こればっかりはなあ・・・