籠の鶏、鶏
作成日時：2020年6月11日
副題：籠の鶏
材：一位
久しぶりに彫ってみました。
このような静かな時期にしか、向かう気持ちが出ない根気仕事です。
今までにもいくつか彫りましたがそれぞれデザインが違います。
この籠の鶏というモチーフは春の高山祭の屋台[麒麟臺]の彫刻に籠の中に閉じ込めた鶏と童が向かい合っているというものです。
よくある木彫の籠の鶏は籠の中に鶏だけがいるデザインですが、これは籠に閉じ込められた鶏を相方あるいは親鶏が助けようとして籠を少し持ち上げているデザインです。
勝手に物語を作ってデザインしました。
本来は籠を彫るときに特殊なノミが必要となるのですが、今回は新しくノミを作るのではなく根気に枠の間から突っついて仕上げました。
静かな高山は好きですし、とても良いです。
こんな素敵な高山に来ていただきたい・・・心から思っています。
籠の鶏
作成日時：2015年7月30日
副題：新説・籠の鶏
大きさ(横)：25㎝ 材：一位
先週、初めてこのブログを休んでしまいました。夏バテとあわただしさに負けて、新しい作品がなくなり、見ている人も少ないからと思いさぼってしまいました。
静岡県のM様、お電話ありがとうございました。学生時代から何十年ぶりのさぼりです。申し訳ありません。
こんなつたないブログを読んでくださっている数少ない皆様、ごめんなさい。齢をとると子供に帰っていく・・・あっているかも知れません。
あまりに暑くなったため、こんなのにむかっており、思いのほか時間が過ぎて行きました。
高山屋台の彫刻の一つ、｢籠の鶏｣は籠の中の鶏を唐子が見ている姿ですが、少しかわいそうになりましたので助けようとしている鶏を作ってみました。・・・が、この籠がメチャクチャ大変でした。いくつか「籠の鶏」を見ましたが、こんなに大変だったとは・・・高くて当たり前です。作り手のわがままな思いです。
8月1日（土）に地場産センター主催の親子一位一刀彫体験教室があり、組合から3名が講師として出なくてはなりません。私もその中の一人です。・・・こんな私で良いのでしょう・・・か？
